ウェディング業界のお仕事

ホスピタリティの基本中の基本!「正しい歩き方」できてますか?

ブライダル関連やホテル業界、さらにはエアラインなど、「おもてなし」を仕事とする業界ではプロの姿勢や立ち振る舞いが求められます。それゆえに憧れを抱いている人も多いほど、そんなプロの姿は美しいですね。

立ち姿に加えてもうひとつ、多くの人から見られることになるのが歩き方です。一言で歩き方にもさまざまな美学があって、ブライダルやホテル関連以外の例えば百貨店や高級ブランド店など上質なお客さんが多く訪れる接客業全般で求められます。逆に考えると、正しい歩き方、美しい歩き方を身につけていると、それが通用する業界がたくさんあるということです。

もちろん、大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校にも本格的な歩き方のレッスンプログラムがあります。歩き方、つまりウォーキングにまつわる基本と、知っておきたいことをお伝えしましょう。ブライダル関連、ホテル業界、エアラインの道を目指す人にとっては、とても需要な基本です。

ブライダル業界に就職するには、何よりも即戦力となるスキルとホスピタリティを身に付けることが大切です。

ウォーキングは人間の動作の基本

ウォーキング

ウォーキングという言葉だけを聞くと、ダイエットエクササイズを想像する人も多いと思います。事実、ウォーキングは身体への負担が少ない一方で運動効果が高く、高齢の人でも手軽にできるというメリットだらけのスポーツです。

なぜ、ウォーキングが理想的な運動なのかというと、それが人間の基本的な動作だからです。何万年も前の人類はたくさん歩いて、食べ物を集めていました。今も通学、通勤、遊びに行く時、どんな外出であっても人は歩きます。ただ単に移動する手段として歩くだけなら何でも構わないかも知れませんが、それだけ基本的な動作だけに人は「他人の歩く姿」を無意識に見ています。そして、歩く姿が美しいかどうかを見て、歩く姿が美しいとその人に上質なイメージを抱きます。

その典型的な場面が、ファッションショーです。モデルたちは立ったまま服を披露するのではなく、必ず歩きます。立ったままの姿だけでなく、歩いている姿を見てその服が素敵かどうかをアピールしているわけです。「歩く」ということの大切さ、そして「歩き方」の質がどれだけ大切か、イメージしていただけたでしょうか。

正しい歩き方だと腰が疲れない

ブライダル関連やホテル、エアラインなどのサービス業は立ち仕事が多くなります。立っている時間が長く、また歩くことも多いので足腰が疲れる仕事だと思っている人も多いと思います。

しかし、プロに言わせるとそれは「正しい歩き方ができていないから」となります。そうです、正しい歩き方ができていれば、偏った場所に負担が掛かってしまったり、特定の場所ばかり疲れるということがないので、長時間立って歩いて仕事をしていても足腰の疲れは全然違うのです。

正しい歩き方は見た目の美しさももちろんですが、実はサービス業で働く人の足腰を守るためでもあるということです。

正しい歩き方だと靴底が減らない

正しい歩き方ができていると足腰の疲れが全然違うとお話ししましたが、もうひとつ大きな違いがあります。それは靴底の減りも全然違うということです。靴底は足の裏と地面の間に常にあるので、歩けば歩くほど減ってしまうと誰もが思いますね。

靴底が減るのは、靴底と地面が摩擦するからです。摩擦が多ければ多いほど、靴底の減りも早くなります。

もちろん正しい歩き方をしていても全く減らないというわけではありませんが、歩き方によっては靴底の減りが全然違ってきます。

女性がブライダルやホテルなどの職場で働く時にはヒールを履くことが大半ですが、その場合だとヒール底の減りが格段にゆっくりになるので、そこで差を感じることができます。

正しく歩くには、正しい美意識から

では、どんな歩き方が正しいのでしょうか?姿勢を正して左右のバランスが偏らないように優雅に歩くというのが基本ですが、これは実際に歩きながらでないとお伝えするのは難しいでしょう。当校のレクチャーでも「習うより慣れる」が基本なので、知識であれこれ学ぶよりも実際に歩いてみてそこで修正していくほうが身につきます。

正しい歩き方のためにまず必要なのは、美意識です。美しく歩きたい、果たして自分の歩き方は人から美しいと見られているのだろうか、という意識を正しく持つことから始まります。そうした美意識から身についたウォーキングの技術は、ブライダルやホテル、エアラインなどをはじめあらゆる上質なサービス業にも通用します。

美しく歩く、美しい立ち居振る舞い、これらは見ている人を心地よくするものなので、実はこれができていることがすでに「おもてなし」になっているということですね。

一度身につけると一生モノの技術なので、高い美意識という「土台」をぜひ自分のものにしてくださいね。

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