観光のお仕事

ツアーガイド

内容をまとめてCHECK

  • ツアーガイドとは

    観光地でお客様を案内し、その場所の歴史、文化、自然を紹介する仕事

  • ツアーガイドの仕事内容

    観光地の紹介やツアーのスケジュール管理、トラブルへの対処など多岐にわたる

  • ツアーガイドになるには

    必須資格はないが、ガイドする場所に対する深い知識やコミュニケーション能力が必要

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ツアーガイドとは

ガイドの専門家としてお客様に地域の魅力を届ける

ツアーガイドは観光地や特定の施設などでお客様を案内し、その場所の歴史、文化、自然を紹介する仕事です。
よく知らない土地へ観光に行く時、多くの人はツアーガイドを雇いその地域についていろいろと紹介してもらいます。

旅行を通して一緒に行動し、観光やグルメの紹介をするガイドや現地集合で観光名所を案内するガイドなどツアーガイドのスタイルはさまざまですが、その土地の魅力を伝えお客様の旅行を充実したものにしたいという思いは共通しています。

最近の観光立国化の方針やコロナ禍からの回復により国外からの訪問者数は増加傾向となっており、その結果ガイドに対するニーズも増えています。
こうした背景からツアーガイドのような案内のプロの存在がこれからますます重要になっていくでしょう

ツアーガイド・ツアーコンダクター・添乗員の違いは?

ツアーガイドは案内役、コンダクターと添乗員はチケットの手配などを担当

ツアーガイド、ツアーコンダクター、添乗員はよく混同されています。
簡単に説明するとツアーコンダクターと添乗員は同じ仕事でチケットの手配やスケジュール管理をおこないます。一方、ツアーガイドは案内役です。
このように役割は明確に違いますが、ツアーガイドが添乗員を兼ねている場合も多いです。

ツアーガイドの主な仕事内容

観光名所やグルメを案内し、お客様の旅をより良いものへ

ツアーガイドの仕事はお客様に観光地のガイドをすることです。
しかし、ひとくちにガイドと言ってもお客様の要望を反映した観光ルートの作成、訪問地に関する知識の紹介、自然遺産のような舗装されていない道での安全確保などツアーガイドの仕事は多岐にわたります。

また、ツアーによって人数、滞在日数、案内する場所が変わるため予期せぬトラブルに見舞われることも多いです。
そうした不足の事態へ柔軟に対応しながらお客様をもてなし充実した旅を届けるのがツアーガイドです。

観光案内

観光名所にお客様を連れて行き、歴史や文化、重要なエピソードなどを紹介します。
訪問地に対する深い知識や専門的な情報を学びましょう。

ルート・スケジュール管理

限られた時間のなかで最高の体験をしてもらうためにはルート・スケジュール管理が重要です。
お客様のご要望を反映しつつ無理のない範囲で楽しめるツアーを計画しましょう。

トラブルへの対処

国内外問わずさまざまな人を相手にするので不足の事態はつきものです。
迷子や忘れ物、遅刻、急な体調不良といったよくあるトラブルにも冷静に対処しましょう。

ツアーガイドになるには

専門学校や大学で学び、観光業についての知識を身につけよう

ツアーガイドとして働くには観光・旅行会社に就職するのが一般的です。
会社によって個人・団体・外国人観光客など得意な分野が違うので自分の目指すツアーガイド像にあった会社を選びましょう。
観光業への就職に強い専門学校や大学へ行き、接客の基本や、地理・歴史といったガイドに役立つ知識を身につけておくと就職でも有利なのでオススメです。

ガイドとして経験をつんだあとはフリーランスや起業する人も多いです。
その場合、個人や旅行会社からガイドの依頼をうけ現地の案内をすることになります。
ガイドの内容に裁量を持てるようになるので、その地域の魅力を自分なりにもっと伝えたいと考えるなら将来的にはこうしたキャリアを選ぶのも良いでしょう。

必要なスキルや知識

コミュニケーション能力

多くのお客様の接する仕事なので、コミュニケーション能力が重要です。
楽しい会話やお困りごとへの対応などお客様が安心して旅行できるようにしっかりとコミュニケーションをとりましょう。

地理や歴史の知識

質の高いガイドをするために周辺の地理や観光地の歴史、エピソードなどを勉強しましょう。
お客様の質問にもしっかりと答え、疑問を解消することでより充実したガイドを提供できます。

語学力

外国人観光客をガイドするなら語学力が必要となります。英語、中国語、韓国語など自分の希望するお客様に合わせた言語を学びましょう。

異文化への理解

外国人観光客は宗教や文化など日本国内とは違う常識や考え方をもっています。
そうした異文化への理解をもち尊重することが大切です。

ツアーガイドの資格・試験情報

2018年の法改正で無資格でも有償の通訳ガイドが可能に

現在はツアーガイドをするために必要な資格はありません。
かつてはガイドが通訳をするのに「通訳案内士」の資格が必要でしたが、2018年の法改正により無資格でも有償の通訳ガイドができるようになりました。
ただし、通訳案内士や類似する名称を名乗る場合は国家資格である「全国通訳案内士」もしくは「地域通訳案内士」が必要です。
自身の語学力をアピールするために「通訳案内士」「通訳ガイド」といった肩書きを名乗りたいならこうした国家資格の取得も考えてみましょう。

また、ツアーガイドは添乗員としての仕事を兼任する場合が多いので「旅程管理主任者」の資格があると便利です。
主任添乗員として働く場合この資格の取得が義務付けられています。それほど難しくなく合格率の高い資格なのでぜひ検討してみましょう。

ツアーガイドのやりがい

国内外のお客様にその土地の魅力を伝えられる仕事

多くの人を相手にする仕事なのでさまざまな要望に対処しなければならず大変な一面がありますが、ガイドでお客様に喜んでもらえた時の達成感は大きいです。
また、地域の魅力を伝える仕事なので自分の生まれ育った土地の魅力や大好きな史跡や景色をお客様にお伝えできるのは非常にやりがいがあります

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